夏真っ盛り。日差しが強いこの時期、熱中症の予防が必要なのは、人間だけでなく愛犬も同じだ。もともと犬は暑さに対する体温調節が苦手な動物で、車内に入れたままにするなど、飼い主の油断で死に至る場合もある。愛犬の命や健康を守るには、どのような対策が必要なのか。 夏の散歩時は保冷剤を入れたバンダナを首にまいたり、水でぬらしたTシャツを着せたり。家を留守にする際はクーラーと扇風機をつけたままにして適度な涼しさを保つ。「暑かったり体調が悪かったりしたら必ず合図を送ってくる。愛情をもってそれを受け止めることが大切」 このように予防が万全であれば問題ないが、犬との触れ合い方は人それぞれ。飼い主のちょっとした油断などで夏場に犬を熱中症にさせてしまう事例が後を絶たない。アニコム損害保険(東京・新宿)が、昨年の「どうぶつ健保」の給付金請求を集計したところ、犬の熱中症による請求295件のうち、およそ半数が8月に集中していた。 犬が暑さに弱い理由は、体毛に覆われているうえ、汗腺が少ないためだ。主として呼吸によって体温を調整しているが、暑い日は体温を下げるのに苦労する。さらに体高が低いので、路面の照り返しを強く受けてしまう。 仮に、熱中症の疑いのある症状が出た場合、飼い主はどのような対策が必要なのか? まずは冷やすこと。冷水を浴びさせたり、冷たいタオルケットでくるんだり。散歩中に愛犬が立ち上がれないくらいの緊急事態に陥ったら、エアコンが効いた店に飛び込むくらいの対処が必要」 体を冷やした後も油断は禁物。「見た目は回復したようにみえても体には大きなダメージを受けていることがあり、循環不全や腎不全に陥っている恐れもある」ため、なるべく動物病院で血液検査や身体検査を受けることが大切だ。 老犬も注意が必要。心不全や肝機能低下など基礎的な疾患があることが多く「余計に熱中症の症状が出やすくなる」 夏場以外でも湿気が多い梅雨などは要注意。飼い主が油断して散歩にでかけると熱中症になる危険性が高い。獣医さんいわく「欧米と違って日本では犬を飼うと散歩は義務だと思っている飼い主が多い。でも、犬にとって散歩が辛い日もあるかもしれない。本当に暑かったり、湿気が多いと思ったりしたら、散歩の距離を短くするか、無理に散歩に連れて行かなくてもいいのではないか」 |



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